「夜のせんせい2」に林遣都がレギュラー出演するという妄想〜後編の後編〜
後編の後編です
後日、賑わう居酒屋
上武くん(田中圭)から口止め料としてビールをたかられる林遣都
彼は5年前に早期癌が見つかり手術を受け、その後経過も良く、今は服薬も終えて、医師から完治を告げられるのを待っているのでした
ただ、病気のことは誰にも伝えていないので、内緒にして欲しいといいます
父親、祖母の介護を終え、就職を期に実家を出た彼
兄が家計を支え、妹は高校生になったばかりの家族に負担をかけたくなかったといいます
「だけど、本当は自由になりたかったんです。気がつかないふりをしていたけれど、心の底では、介護のために中退した自分を“家族の犠牲になった”と思っていたんです」
家を出て5年ほど経った頃、病気が見つかった彼は家族に相談しようと実家を訪ねますが、実家で待っていたのは兄の婚約というおめでたいニュースでした
婚約者は母と妹ともすでに打ち解けていて、結婚後は実家に同居するといいます
幸せそうな家族の姿に病気のことを打ち明けられないまま、林遣都は食卓を囲みます
罪悪感に重ねて、隠し事もできてしまった彼は、実家から足が遠のき、最近は連絡することも稀になっていました
どうして定時制高校に入学したのか上武くんに尋ねられ、「病気が見つかり、手術、治療と最初の一年はわけがわからないうちに過ぎた。大きな治療に一区切りついたとき、その先の数年がとても長く感じた。仕事が終わって、一人の家に帰ると、考えたくなくても病気のことばかり考えてしまう。そんな時、学校のことを知って、入学しようと思った」と林遣都
翌朝、上武くんに担がれて二日酔いの林遣都、出勤
促されて、お世話になっている上司にご機嫌な様子で病気のことを伝え、「でも、もうすぐ完治ですから!」と言って、笑います(笑い上戸だった)
笑い転げている林遣都をよそに、上武くんは「彼は今日は休みをいただきます」と上司に伝え、「あ、私、こういうものです」と名刺を渡し、林遣都を抱えて出ていきます
名刺を見て、驚く上司
夕方、酔いも覚め、登校する林遣都
いつもは会社帰りのスーツ姿ですが、今日は普段着で寝癖もついていて、いつもとは違う、自然な清々しい表情を見せていました
自販機の前で先生に「ふれあい祭りに参加しないのは実家の近くだからか」と尋ねられる林遣都
先生に話し、家族にも打ち明けようと決心します
クリニックの診察室に上武くん、大した用もなく、早々に追い出されます
入れ替わりに診察室に入る林遣都、医師から完治を告げられます
待合室に戻ると、母親が待っていました
医師が連絡したのではありません
上武くん「(医師に向かって)お前さぁ、いまだに嬉しいとボールペン回すの、やめなさーい。子供じゃないんだから」
林遣都の完治を確信した上武くんが母親を連れて来たのでした
母親に病気の完治と、これまでの経緯を伝える林遣都
数日後、賑わうふれあい祭り会場
林遣都も彼の母親、家族らも来ていました
おしまい
ラスト、ふれあい祭り会場に上武くんも来るのだけれど、林遣都の会社の人が自分の名刺を持って来ていて、自分を探していることに気づいて、顔を見せずに帰る
っていうのも、必要だろうか
主役は林遣都だから、いらないかなぁ