「びったれ!!!」に林遣都が出るという妄想〜前編〜

「びったれ!!!」とは、2015年の田中圭主演の連ドラ、映画です

シングルファーザーの司法書士、伊武努の「人がよくて気が弱い」普段と、心根の悪い奴には「辣腕法律家」、法を蹂躪する相手には「元極道」という三つの顔を田中圭が演じます

1話完結で、依頼主の問題を解決しつつ、後半には主人公(伊武努)が自分の問題と向き合ってゆくというお話です

お仕事物、専門知識トリビア物、人情物、ある意味変身物とも言え、そこも面白いのですが、キャラクターであった三つの顔が徐々に一人の人間として描き直されて行くような後半の展開が、私は好きです

あと、第7話がいい、こういうお話が入っているところがいいなぁって思います

っていうところで、この「びったれ!!!」に林遣都を出すにはどうしたらいいか考えました

 

 

依頼主である会社の会議室

伊武努(田中圭)が案件の完了報告をしています

田中圭の前には、依頼主である会社の担当者林遣都がいます

万事つつがなく終了し、会議室を出る伊武努

閉まったドアをじっと見つめる林遣都

 

無事に依頼が終了したことに安堵しつつも、自分が先方から指名されたことを不思議に思う伊武努

いつもの黄色いかわいい車に乗り込むと、五十鈴(伊武を慕う秋田書組若頭)から着信

伊武のことを嗅ぎ回っている男がいるらしいと告げ、若い奴が撮ってきたという写メを送ってきます

 

仕事帰りの伊武努の後をつける林遣都、角を曲がったところで伊武を見失います

振り返ると、伊武が立っていました

慌てる林遣都に、スーパーで夕食の買い物をしてきたところですという伊武

伊武「ちなみに今日は唐揚げです」「林さんも、買い物ですか?」

林「あ、牛乳、切らしちゃって」

スーパーへ消える林遣都を見送る伊武

 

翌日、仕事中の林遣都に着信

「返事はもうしたはずだ」など、何かトラブルを抱えている様子

 

再び、伊武を尾行する林遣都、肩を叩かれ、振り返るとガラの悪い男が数人立っています

五十鈴率いる秋田書組

ではなく、電話のトラブルの相手のようで、「断る」という林遣都を取り囲みます

一人が林遣都に手をあげた

と思うと、どこからか現れた伊武、代わりに殴られて、林遣都に倒れかかります

捨て台詞を吐いて立ち去る男たち

少し落胆の見える表情で伊武を支える林遣都

 

公園

自分の代わりに怪我をさせてと謝る林遣都、濡らしたハンカチを差し出す

礼を言いつつ受け取って、林に五十鈴が送って来た写メを見せる伊武

「これ、あなたですよね。殴られた代わりと言っては何ですが、何があるのか話していただけますか?」

 

つづく