田中圭主演ドラマ「びったれ!!!」に林遣都が出るという妄想、後編です
数日後、先日の男たちに人気のない倉庫街に呼び出された林遣都、重ねて何かを断りますが、詰め寄られます
そこに「林ぃぃぃ!」と背後から声
振り返ると、秋田書組の狂犬と恐れられた極道姿の伊武努(田中圭)が五十鈴ら強面を従えて立っていました
*ここからは、田中圭は広島弁、林遣都は関西弁で読んでください
私は、どちらもよくわからないので、雰囲気極道弁で書きます
伊武「奇遇じゃのぅ。チワワらぁ連れてお散歩か?」
林「白々しいんじゃ、ボケぇ。しつこく人を付け回しおって、なんじゃ、おどれ、わしに惚れとるんか」
伊武「きゃははははは(高笑い)おもしれえこと言っとられるんも今だけじゃ」
何か因縁がある感じのやりとり
相手が伝説の極道伊武努と気づいた男たちは逃げようとしますが、五十鈴らに囲まれます
伊武は五十鈴に手出し無用と言い捨て、林遣都に殴りかかります
互角の戦い振りを見せる二人ですが、林遣都が「あ?」みたいな顔をして自分の背後を見るのに釣られ、後ろを向いてしまった伊武に林遣都がタックル
倒した伊武に馬乗りになり、顔面に拳を振り下ろします
なめてかかっていた林遣都に裏の顔があったと震え上がる男たち
五十鈴、本当に無関係の一般人か重ねて聞き、どれほどの端っこであろうと、この世界にいるのだったら、探し出して、この借りは返してやると脅しつけて、彼らを逃します
「行きました」
五十鈴の声に、林の振り下ろす手を下から掴んで止める伊武
伊武の顔には傷一つありません
顔を殴るふりをして、地面を殴り続けた林遣都の拳は血だらけでした
空き倉庫の段ボールや缶に腰掛けて、林遣都の手の手当をする伊武
五十鈴、これであいつらはもう林遣都につきまとうことはなく、この世界にも関わりない生活をするだろうと報告
広島弁で五十鈴をねぎらう伊武、引き上げる五十鈴と子分たち
二人になった伊武と林遣都
先日の公園での会話 回想
子供の頃からケンカが強かった林遣都は、中学生の頃には不良グループのリーダーになっていました
と言っても、他校生と喧嘩をするくらいで、特別悪さをしていたわけではありません
けれども、高校に入る頃にはグループは大きくなり、彼はよく知らない心掛けの悪い連中が彼の名をかさに着て、悪事を働くようになりました
それを嫌った林遣都はグループを解散、大学進学を機に関西を離れ上京し、就職、転勤で広島にやって来たのです
広島で、当時の悪い連中に再会し、悪事への加担を求められ、断ると不良時代の悪行を会社にバラすと脅されました
「あなたが、狂犬と恐れられながら足を洗って堅気の生活をしているという、あの伊武努らしいと知り、会社の仕事を口実に近づきました。何かアドバイスがもらえたらと思って」
「自分は今はただの司法書士だ」と理って、彼らを恐喝で訴えることもできるはずという伊武に、警察沙汰にはしたくないという林遣都
自分の過去が明るみに出るからかと尋ねる伊武に、林は「そうではない、自分の過去の罪は償うつもりだ。ただ、彼らを訴えて前科者にはしたくないし、何より今計画している犯罪を止めたい」のだと言います
場面は空き倉庫に戻って
「こんなになるまで地面を殴ることはなかったのに(広島弁)」という伊武に「自分が伊武さんを巻き込んでしまった、その落とし前です(標準語)」と答える林
伊武、林に笑顔を見せ、手当てを終えて立ち上がる
後日、かりん(伊武の姉の遺児)の幼稚園を林遣都が訪ねます
かりんのお迎えに来た伊武に、自分の過去の罪をどう償ったらいいか、司法書士である伊武に教えて欲しいと言います
伊武はすでに林の中高時代のやんちゃ振りは調べており、刑事罰に相当するものはなさそうであると伝え、それでも、気が済まない様子の林遣都に「形を変えた償いもあるはず」と言います
「例えば、何か人の役に立つことをするとか」
幼稚園舎の壁に視線を向ける二人
「絵本読み聞かせボランティア募集!」
鮭鮭鮭♪ エンディングが流れ、スタッフロールのバックで
第1話であった絵本の読み聞かせ会の風景、林遣都かと思うと、伊武と流(池田鉄洋)が動物の被り物姿で絵本を読んでいます
そこに、スモーク、林遣都がうちわでドライアイスの煙を仰いでいます
紙吹雪、太鼓、波の音など、お話の展開に合わせて、裏方仕事に奮闘する林遣都
伊武に手を振るかりん、伊武、林遣都の笑顔
おしまい
「びったれ!!!」は広島が舞台です
今回、中国四国九州を襲った大雨の被害は痛ましい限りです
撮影に参加されたボランティアの方々も被災されたり、ご不自由をされ、辛い思いをされているかもしれません
あまりの被害の深刻さに、なんと言ったらいいか、わかりません
エンディングの絵本読み聞かせのシーンは、かりんの幼稚園ではなくて、現地のあちこちの幼稚園で、地域のお子さんたち、皆さんにご覧いただけたらいいなぁと思いました
今、現在の困難が少しでも早く、一つでも多く、取り除かれ、一日も早く穏やかな日常が戻りますように