おっさんずラブ 赤いバラの数は & 第6話 いつまでも観ている 1/2

部長が同居するようになってテーブルの花も変わっていたんですよね

春田母が飾っていたのは赤と白のポンポンデイジーのように見えたのですが*、部長が飾っていたのは赤い薔薇

赤い薔薇?

もしかして、5本?

と思い、見直したのですが、どうやら5本よりは多いみたい

 

第7話ラストでもテーブルには部長の薔薇が残してあります

きちんと受け止めてもらえた部長の気持ちは、あの家が春田と牧君の家になっても、生きているんですね

 

 

*デイジーではなくて、アザミでした

アザミの花言葉は「独立」、春田母のメッセージだったのでしょうか

 

 

あと、辛くて観ていられない後半、第6話

食品館あおばを出て、ばったり会ったちずちゃんと歩く牧君、ものすごく幸せそう

勢いで申し込んでしまって、向こうは意味もわかっていなくて、まだまだ自分の片思いだと思っている交際だけれど、恥ずかしくないって言ってくれて、その言葉を証明するように交際宣言してくれて、自分のためにできもしない料理を作ってくれた春田に、少しずつ「付き合ってる」実感を覚えているのかもしれないと思いました

押しかけてきたとは言え、ただ一人、自分の本当の気持ちをわかってくれる武川さんに心の内を吐露できたこと、それも少し牧君の心を軽くしてくれたのかもしれません

「晩ごはん、作らなきゃいけないんで」が、こんなに幸せな言葉に響くなんて

これも、ちずちゃん以外に言える人いないもの

牧君は会社用の笑顔も持っているけれど、このシーンの笑顔は自然で素直、とてもいい関係に見えるのだけどなぁ

牧君を苦しめるのは、春田やちずちゃんではなくて、春田とちずちゃんがおつきあいをするのが普通であるという自分の気持ちなんだろうなぁ

誰がそれを認めても、許しても、自分の気持ちに苦しめられる

しんどいよなぁ

 

春田の帰宅後の牧君は、いつになくテンション高めで、Sっけもマシマシ

あの「なんかもううるせえなぁって思って」は、冷蔵庫のお見舞いの品に「武川さんかよ?」って言ってほしかったのに、「ちず?」とか全然ピンと来ていない春田に焦れたのではないでしょうか

ちょっかいを出せば慌てふためくばかりの春田

でも、謝ると「いいです」って言うし

自分で否定した交際宣言だけれど、春田に後悔されると寂しい

「俺でいいんですか?」に「いいよ。それは」と言ってくれる春田

親に挨拶の無茶振りにも応じてくれる春田に最後はヤキモチも焼かせることができて、牧君完全勝利のようなのだけれど

春田を翻弄しているようでいて、繰り返し繰り返し、春田に答えを求めている牧君の心情、切ないです