おっさんずラブ = in The Edo Period = 新春恋の大捕物 という妄想 

田中圭:義賊

吉田鋼太郎長谷川平蔵

眞島秀和:佐嶋(原作では平蔵より年上だそうだけれど、年下で)

林遣都:悪徳商家の番頭

千葉雄大:さる高貴な方のご落胤で僧侶

戸次重幸:貧乏な旗本の次男坊

内田理央長谷川平蔵の娘(いるのかわからないけど)

佐津川愛美:悪徳商家の娘

他、オールスターキャスト

 

お話

田中圭は江戸の町で大人気の義賊

吉田鋼太郎は彼を追う火付盗賊改方の頭で、神出鬼没、正体不明の田中圭を唯一追い詰めたことのある人物

ある日、吉田鋼太郎の娘、内田理央が街中でゴロツキに絡まれているところを町人姿の田中圭が助け、家に送り届けた際に吉田鋼太郎を紹介される

何か引っかかる吉田鋼太郎

後日、小雨の町を急ぐ田中圭を見かける吉田鋼太郎

吉田鋼太郎に気づいた田中圭が被っていた手ぬぐいをはらりと取って挨拶をする

その姿が、吉田鋼太郎の記憶の中で屋根の上に追い詰めた義賊の姿と重なる

身軽に屋根に飛び乗った義賊は吉田鋼太郎を振り返った

その時、顔を隠していた手ぬぐいがはらりと落ちた

しかし、彼の背後の満月の光に、ほのかに浮かぶ輪郭しか見えなかったのだ

田中圭に見入って足の止まる吉田鋼太郎、次の瞬間田中圭は屋根の向こうに身を翻し消えて行ったのだった

その義賊の顔と田中圭の顔が重なって、再び足の止まる吉田鋼太郎

小雨の中に消えてゆく田中圭を呆然と見送る

田中圭は友人、戸次重幸のことを案じていた

訪ねた千葉雄大の庵で、戸次重幸が悪徳商家の無法な取立てに苦しんでいると知る

悪名高い商人は幕府の役人と癒着しており、誰も咎められないそうだ

次の押し込み先をその商家に決めて下見に行く田中圭

そこで戸次重幸が番頭、林遣都に冷淡な対応をされる姿を見る

その林遣都に想いを寄せるのが、商家の娘、佐津川愛美

父親の裏の顔は知らない

林遣都は今は自分の主人である悪徳商人と役人の癒着を暴こうとして殺された武士の息子

親の仇を討つべく、出自を隠して丁稚奉公に入り、今や番頭の地位に出世、その裏で癒着の証拠集めをしていたのだった

 

続く