感想だけ
自分を守るためにこの世界に存在するララアを元の世界に帰そうとするシャアの「守られたままの歪んだ世界ではニュータイプの進化は望めない」の台詞と、「逆襲のシャア」(ほとんど内容覚えていない)の「(ララアは)私の母になるはずだった女性だ」の台詞と、加えて明らかになったキシリアさまの歪んだ母性から、これはシャアの自立のための母親殺しのお話だったのかなって思っています
あと、シュウジは傷つき続けるララアを殺そうとし、世界を滅ぼそうとしていたけれど、マチュは(世界が間違っていても)明日もっと強くなることを選んで、シャアをはじめ大人たちも過ちを正していくことを選んだことなどは、破壊や否定ではなく、と言って肯定や馴れ合いでもなく、明日のために今を生きるというメッセージと受け取りました
あらゆる場面で断絶が叫ばれる現代に、世代を超えて愛されてきた作品を甦らせた意図はそこにあったのかなとも思いました
ジオンを継承するのがアルテイシアであることは、親子相続の権力が一度兄弟に渡って、それが子に戻ってくるとか、血族の争いと混乱の後に女帝が立つとか、歴史が好きな人にはあれこれ思われて面白いのかななども思いました
作品の解釈とか、メッセージ性とか、書きましたが、私は「ララアを助けるシャア」と「ララアを迎えに行くシャア」が観られただけで、もう満足です
よくわからなかった設定とかは、後で調べたり、先達の教えを乞うたりしようと思います
おしまい