けもなれ 京谷鑑賞倶楽部会員の晶ストーリー

第1話の晶の生い立ち諸々に、うわぁ…と思って、晶が周囲に合わせて群れから孤立しないように我慢して自分を抑えてしまう性格だということに、一旦は納得しました

母親の問題で正社員の座を失い、不況の折り、派遣、正社員と生活の糧を得て、それを失いたくないのもわかりました

失った時の恐ろしさを知っているわけですから

 

ただ、京谷、呉羽、恒星の背景が見えてくると、少し印象が変わって来ました

京谷はただ優柔不断なだけで元カノを居候させているわけではなく、元カノの自殺未遂というトラウマがあったのですよね

今回、自分が家を出て行くという決断は、これまでの「元カノが仕事を見つけないから追い出せない」という理由から、自分自身の問題に目を向けた結果下したものかなと思います

「元カノに家を渡して逃げる」ことではなく、「自分のトラウマを自分で手放す」「元カノの人生(への責任感)を手放す」ことをしようとしたのではないでしょうか

実家の寝たきりの父親、その父親の介護に執着する母親、両親と不仲になっている兄夫婦という問題も、京谷が解決の難しい問題です

呉羽は大きな病気が見つかり、一人で決断し、一人で解決しようとしましたが、その結果大切な人を手放そうとしています

恒星は兄との確執の挙句、存在がアンタッチャブルな方々と接点ができてしまい、不法行為に手を染めているようです

「自分の過失で人が死ぬ」というトラウマと家族の問題を抱える京谷、病気、そのために人生の取捨選択を迫られた呉羽、家族の問題、法に触れ、職を危うくする問題を抱える恒星

晶が一番身軽なのでは?

晶の背景がこの後、どのように関わってくるかはわかりませんが、現状、晶は何も背負わされてはいないのではないでしょうか

 

なんでも我慢してしまう、自分を抑えてしまうという晶ですが、母親との絶縁、京谷と出会っての元カレとのお別れは、決断して実行しています

母親の問題はそれだけのっぴきならないものだったとも言えますが、軽々しく決断できることではありませんし、実行も容易ではなかっただろうと思います

晶は本来は決断と実行のできる人ではないのでしょうか

 

晶は「京谷を好き」という気持ちにだけ縛られているように感じます

京谷と別れれば、元カノ問題は解消し、今の職場も京谷の上司に気兼ねすることなく辞めてもいいのです

これまでの職歴や評価を見ても、不況とは言え仕事に就けないということはないと思います

「愛されていないと思ってしまう」とまで言っているのですから、京谷を傷つけることを恐れて、別れられないとも思えません

 

京谷に出て行かれた朱里が京谷を探して外に出て、偶然にでも会えたらとおめかししている様子をみると、朱里には「居候としている家」ではない場所で京谷と会い、話をすることが必要なのではと思います

同じように、晶と京谷も仕事をともにするという、恋人同士としての4年間とは違う環境、互いを好きになったスタート地点の環境に身を置いて、自分自身とお互いを見つめ直すことが必要なのかなぁと思いました

 

喧嘩とか、いっぱいしたらいいんじゃないかなぁ

って、思うよ

うまくいってほしいもの