「カラオケ行こ!」観ました ネタバレ感想

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原作も読みました

ところどころ違うところはありますが、違うというより、足してあると受け止めました

明らかに違うのは、ラストです

映画では、3年後、祭林組の根城だった南銀座に完成したホテルを前に、狂児が聡実に電話をかけています

腕には聡実の刺青があります

原作でも二人の再会は聡実の成人後でした

未成年にはんしゃの方が関わってはいけませんものね、そもそもの話がね

けれど、聡実側で考えると成人が自分の意志ではんしゃの方に関わるというのも、またね、いけませんよね

どちらにしても、いけませんわね、そもそもの話がね

そこを、原作との違いから考えてみました

 

原作では、組長の誕生会以降、狂児は聡実に連絡しなかった

原作では、ホテルの建設はない

 

映画では、聡実からはラインが繋がらなくなってしまった

映画では、祭林組のシマが消滅している

 

もしかして、3年後の狂児は堅気になっているのではないでしょうか

 

ラインが繋がらなかった3年は服役していたのではないでしょうか

傷害の量刑は懲役だと15年以下だそうです

はんしゃの方が3年で済むとは思えないのですが、相手が何かを重篤にキメタ状態で、とはいえ殺意はあって自動車で突っ込んできたわけなので、正当防衛…は成り立たないけれど、何かしらあって3年で済んだとか

相手が治療の間にお薬も抜けて、減刑を嘆願したとか

組長がこれを機に解散すると言って、減刑を嘆願したとか

わかりませんが

ただ、狂児は事故現場(暴行現場)から逃走しているので、すぐに出頭しなければ罪は重くなるはずです

それでは「聡実」の刺青はいつ入れたのかなぁって思わないでもないですが

あの刺青をいるかぎり、組長の腕前は上達をしていますね、明朝体というものでしょうか

お上手

 

で、まとめると

あの宇宙人さんはああいう感じなので、なかなか身元がわからず、つまりそこそこの日数、狂児だと思われていました

その間に、狂児は組長に刺青をされました

その際に、狂児は組長に出頭を促され、組の解散の決断を知らされるのでした

で、狂児出頭、組長も出頭、なんか警察に解散を知らせたりする必要もあると思うし

狂児の裁判では、お互い加害者と被害者になるので、どういうふうなんだかはわかりませんが、とりあえず宇宙人は自分のお薬の件などを反省したのでしょう

そして狂児服役、出所、聡実に電話

そうして、狂児の狂った歯車は戻ったのではないかなと思いました

 

おしまい