想像で補完する「男たちの挽歌」

<疑問>何故、ホーは嵌められた?

ホーが足を洗うと言い出す

組織のことを知り尽くしたホーを自由にさせるわけにはいかない

あの人の良さそうなボスがホー抹殺を企てる(マークを同行させない)

(早い段階で組織に「ホーが裏切って仲間を殺害した」という連絡が入るが、あれが最初の筋書きだったのだろう。警察が来たことで筋書きが変わってしまった)

 

台北で罠に嵌るホー、しかしボスの目論見に反して生き残り、仲間は売らなかった

 

<疑問>シンの役割は?

セリフの通り、何も知らずについて行ったシンは帰国後、事件のカラクリに気付く

酒場でのホー、マークとの会話の通り「実戦で学んだ」「ゴッドファーザーの頭のいいやつ」みたいなシンはボスを差し置いて組織の実権を握る

最後の方で、シンはホーから学んだ投降を選ぶも殺される

シンはあくまでも、酒場でのホー、マークとの会話の通りに生きただけ

 

<疑問>マークは何故、あんなに冷遇された?

組織は台北のグループの口封じのためにマークに彼らの居所を教えた

組織は相討ちを予想してをり、マークの生還は歓迎されなかった

 

<疑問>組織は何故、ホーに執拗に関わった?

ホーは組織を売らず、自らは更生するつもりだった

組織も変わっていて、ホーの居場所はなかった

しかし、弟が麻薬捜査に関わっていたために、利用価値が生まれる

 

<疑問>ホーは何故、弟を港に呼んだ?

お寺で取引は終わっていて、証拠も渡してある

自分を逮捕させるだけなら、取引後警察に駆け込めばよかった

シンも逮捕させたかったから港に呼んだのかとも思うけれど、証拠が渡っていると知っても、シンは「金の力で3日で釈放される」ことに自信があった

呼ばなきゃよかったのになぁ

 

それにしても、金の力で3日で釈放される証拠なら、取引材料にもならなかったんじゃないか?

 

<疑問>シンは何故、ボスを殺害したのか?

万が一の場合、偽札作りの責任をボスに追わせるつもりだったのか

だから、自分は3日で釈放されるという自信があったのか

 

<疑問>何故、港にシンの手下が配置されていた?

ホーをボス殺害犯として始末する計画だったのだなぁ

あの港から逃げるって、情報掴んでいたのねぇ

 

 

「神は俺だ」「自分を制するものが神だ」と言ったマークは、自分を制することはできず、ホーを助けて人間として死ぬ

「英雄はいらない」というセリフが出てくるが、英雄は神ではなく人間

では、誰が英雄だったのか

誰も英雄ではなかったのか

わかりません