春田家の家電については、以前もちょろっと思ったことを書いたのですが
要約すると、「上位機種の最新家電に買い換えるのではなく、都度買い足している家電に春田家の歴史を感じる」
というものでした
こちらです ↓
春田家1階を占拠する大量の物は三つの種類に分けられます
・古いお土産物、置物、思い出の品
・雑貨
・家電
古いお土産物、置物、思い出の品は、そのまま春田家の昔を語るものと思われます
春田母が物を捨てないタイプというだけではなく、早逝した夫の思い出や、一人で育て上げた春田への愛情が、古いものを捨てず、しまわず、並べている理由のように感じます
雑貨は春田母の趣味なのでしょう、雑貨屋さんを開くくらいですから
もう少し想像すると、まだ春田が幼かった頃、春田の養育にお金がかかり、ご自身にお金を使う余裕も時間もなかった春田母が、時折気晴らしに買い求めたものではないでしょうか
クチュールフラワー類はエミリオ・ロバのようですが、そのほかの細々としたものは、それほど高額とは思えませんし、ちょっとした実用品に猫の柄が入っていたりするのを見ると、かわいいものや美しいものを買ったり眺めたりすることで、日頃の疲れを癒していたのかなぁと思います
そして家電なのですが、これらは必要なものを買い足していた時期と、通販でついつい買ってしまった時期があるのではないか?と思います
調理関係以外のものを見ると、卓上空気清浄機とか、足のマッサージ機とか、レイコップとか、スティック型掃除機とか、比較的最近買ったのではないかと思われるものが、多く見られるからです
そこで思うのは、春田は就職後はかなり家にお金を入れていたのではないか?春田の就職を機に春田母は仕事を辞めたのではないか?ということです
春田はゲームもゾイドも天体望遠鏡も持っていますが、あの辺りのものは学生時代からアルバイトをするなどし、自分で買っているような気がしますし、そうすると、就職したら母親が働かなくても済むくらいお金を入れていてもおかしくないと思うのです
がむしゃらに働いて、春田を育てていた春田母、春田も一人前の社会人になり、仕事もする必要がなくなり、なんだかちょっと時間を持て余し…
通販番組ですよ
春田家のローンが春田父の団体信用生命保険でカバーでき、遺族厚生年金と遺族基礎年金を受給できたとしても、春田の大学卒業までは春田母は働きづめだったと思います
そんな時に心の支えになったのが、居間や玄関に飾られた夫の、春田の思い出であり、ちょっと疲れた時、いいことがあった時に買い求めた雑貨類だったのでしょう
その多忙な日々から解放され、ふと寂しさを感じる時、うっかり買ってしまったのが通販の家電類だったのではないでしょうか
春田が社会人になってから、「自立しなさい」と春田母が家を出るまでに11年の年月が流れています
その間、春田が自立しなかった以上に、春田母が子離れできなかったのでしょう
そして、11年間自立しなかった春田は、ダメ人間なのではなくて、母親への恩返しをしていたように思います
それをマザコンと呼ぶなら呼べ
と思います
居間の右隅の棚に見える写真立てには、どんな写真が飾っているのかなぁと、画面に映るたびに目を凝らしているのですが、見えません
気になるなぁ…家族写真なのかなぁ…全然関係なかったりして…
そんなことを、おっさんずラブ展の時も考えていました